2016年12月28日水曜日

DR講習会開催しました!


いつもご覧いただきありがとうございます。2016年度関東事務局研究担当の乗上です。模擬国連全日本大会の開催が迫っていた1218日、2016年度の関東事務局による最後の勉強会を開催しました!

Effective DR Reading and Writingと題し、ワークショップを中心としたDR講習会を行いました。

国際会議において、議論の成果物である国際文書は非常に重要な意味合いを持ちます。しかし、模擬国連では従来の決議や国際文書に対する読み込みが浅かったり、一般的な英語の長文と同じような読み方をしてしまっている場合があります。また、実際に作成する際も交渉の結果を示せるとは必ずしも思えないような動詞や言葉を用いってしまう場合も少なくありません。このような問題意識を背景に、もっと効率的に国際文書を読み込み、さらに効率的にそれらを作る一助になるようなコンテンツを勉強会では提供しました。

第一部のReadingパートでは、ロジック・ツリーを用いた読み込みを体験しました。対象となる問題ないし議題をもれなく重複なく分析し、それを構成する問題の要素を洗い出し、その洗い出した要素に照らして実際の国際文書を読み込みました。予め要素を洗い出すことによって、その文書にどの要素が足りないのか、なぜ足りないのかという視点が加わり、より深い議題理解に繋がることになります。また、コンセンサスによって成立した国際文書の、妥協を象徴するワードをピンポイントに把握し、それを実際の文書で見つけることによって、どのような議論がこの国際文書の背景にあったのかという視点を身につけることを体感しました。

第二部のWritingパートでは、多くの模擬国連経験者が実際に文言交渉する際に注目する「動詞」を再検討しました。多くの場合、動詞の強弱といった縦の軸が交渉の対象となりますが、動詞には主観性といった横の軸もあり、それを意識することによって1つの文言を作り方や交渉の仕方への視点に変化が加わることを体感しました。また、通常の英文では使用しない、国際法的文書特有の単語をいくつか検討しました。

実際にロジック・ツリーを作ったり、文言交渉をしたりしながら、参加者はこれまでの読み方・作り方に新しい視点を取り入れているようでした。

国際文書における文章は、それら単体ではけっして難しいものではありません。意識しなければさっと流してしまうような文言もあります。しかし、これが国際交渉の場でのスタートです。開催した身としては、この講習会がそのスタートの一助になり、そしてこの内容に囚われず更なるプロフェッショナルを目指してほしいと強く感じました。お忙しい中参加してくれた皆さま、ありがとうございました!

今回参加された方も、参加されなかった方も、来年も次期関東事務局の研究による勉強会や会議の開催があるので、ぜひ今後ともよろしくお願いします!

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