2015年9月16日水曜日

研究統括に聞く、今ホットな国際問題!~その2~

みなさんこんにちは。日吉研究会旧メン企画担当の松岡です。
前回に引き続き研究統括に聞く「いま気になっているホットな国際国内問題」についてです!

第二弾の今日は、
四谷研究会の戸高浩太郎くん
早稲田研究会の乗上美沙さん
国立研究会の三代晃也くん
です(^^)/



※戸高 浩太郎(四ツ谷研究会)※

<いよいよ9月から70回目の国連総会スタート!重要事項めじろ押し!>
 模擬国連四ツ谷研究会で研究統括をしている、法政大学2年の戸高浩太郎です。今回は僕が最近気になっている国際問題・話題を紹介したいと思います!知ってのとおり9月下旬から70回目の国連総会が始まります。ことしの国連総会では70年の節目ということで国連改革や国連活動のレビューなど重要事項がたくさんありますが、そのなかでとりわけ注目されているのはSDGsSustainable Development Goals:持続可能な開発目標)の策定です。

~SDGsの背景~
 SDGsを説明するにはMDGsMillennium Development Goals:ミレニアム開発目標)をチェックする必要があります。MDGsとは、国連が世界の貧困と飢餓を撲滅させることや、ジェンダー平等の推進、教育の促進など8つにわたる目標を15年間の期限付きで策定したものです。15年間で様々な努力がなされた結果「MDGsは多くの目標が達成され、成功だった」と評価されています。20124月のIMF-世界銀行の「グローバル・モニタリング・レポート」によると、「極度の貧困の解消」は2015年を待たず達成されるとの予測もあり、実際にこの目標は達成されました。
 ところが初等教育の促進や、乳児死亡率の減少に関しては達成されなかったり、開発を目標としていながらもそれと両立が難しい環境保全の目標もあったりと不十分な部分もあったことから、SDGsにはMDGsに引き続き取り組みべき問題と、それに加え新たな課題、特に環境問題に関しての目標を設定したものになっています。

~今月下旬に採択予定~
 SDGsの主な内容は、MDGsの内容を基本とし引続き取り組みべき課題と、新たな取り組みが必要な分野を追加した形になっています。
 特に注目されたのは、MDGsにおける目標⑦環境の持続可能性確保の内容が気候変動や生態系の保護などの目標に細分化され、開発と環境の保護を世界が両立させる決意を示したことです。MDGsの成功体験を引き継ぎ、前進的な目標になりましたが、MDGsの評価ポイントであった具体的な数値の設定が少なくなっていることに対しては疑問視する見方もあります。
 今月25日からニューヨークに世界の首脳が集まり、SDGsを採択する予定になっています。

~模擬国連会議とSDGs~
 模擬国連ではMDGsSDGsに向けた取り組みに関する会議が何度か行われています。ですがMDGsSDGsも国どうしで対立するのではなくて世界で問題意識とその解決策についてコンセンサスを得ようというものであるために模擬国連会議の持つゲーム性の側面は体現されにくいのかもしれません。今後SDGsの約束期間が開始され、同時にあらためてMDGsのレビューが行われていくにつれ模擬国連会議で扱うのに適した課題が見えてくるのではないでしょうか。



<参考URL
UNICが公開している、MDGsからSDGsまでの流れをまとめた映像
                         
Sustainable Development

SDGs ドラフト 日本語仮訳



※乗上 美沙(早稲田研究会)

 話題になっているかどうかは定かではありませんが、1985年のユネスコ学習権宣言と今日の教育について最近考えることが多いです。

 学習権とは、「読み書きの権利であり、 問い続け、深く考える権利であり、 想像し、創造する権利であり、 自分自身の世界を読み取り、歴史をつづる権利であり、 あらゆる教育の手だてを得る権利であり、 個人的・集団的力量を発達させる権利である」とユネスコに定義されています。これに関して私が何を考えているのかというと、極めて平たくいうと「教育は誰のものか」という問題です。つまり、教育に対する認識の中における生徒や学生自身の「自分」という主体の存在が薄れてしまっていることを問題視しています。

 教育が誰のものかなんて、恐らく正解のない問いです。それでも私の中で教育は、国の人材育成のためのものよりも、人が人になるためのプロセスであると思っています。人は何かを認識する主体であり、それに対する判断力を有します。その判断に必要な選択肢を与えることが教育の重要な側面であると考えています。それが学習権という基本的人権の一つが有する意味でもあると考えています。

 私が学習権と今日の教育に関して疑問を持つようになったきっかけは、とある模擬国連会議の議題の一つで性教育に関して勉強したからなのですが、先進国であるはずの日本ですら、性教育に関しては教育内容が不十分であることに強い違和感を感じました。日本教育の提供者が性という人間の生育の根本に関わるプロセスに向き合っていないと思いました。

 誤解をしていただきたくはないのですが、私は過剰に性に対してオープンであるべきといったことを言っているのではなく、必要な知識と向き合い、きちんと「知る」プロセスを教育は提供するべきであると考えているのです。これが性に関して人々が判断力を得る源になると考えています。

 いつどの段階からどのような知識を盛り込むべきか、という問題は確かに深く検討する必要があると思います。しかしまず第一歩としてそもそも選択肢となる知識を与える段階が、「早いから」「必要ないから」といった一方的な押し付けによって阻まれるべきではないとは思います。それは学習権に反していて、また学習権を有している生徒、学生自身もそれを強く認識するべきであると思います。



※三代 晃也(国立研究会)※

出典国連人口基金東京事務所ホームページ (掲載申請済)
(最終アクセス日2015/09/06 21:50)
 
 いきなりですが皆さん、上記のグラフを見たことがありますか?これは人類が誕生してから現代までの人口増加と2050年までの人口増加の予測をグラフ化したものです。
 このグラフを初めてみた時、私は衝撃を受けました。地球という1つの惑星に住む1つの生命体に過ぎない人間が、驚くほど短期にその個体数を増やしている。それは種の存続という本能によってもたらされた結果である一方、同時にその結果は食料不足や気候変動にも繋がっていて、種の存続を脅かしかねない。
「現代の技術だと地球のキャパは人口100億人が限界」と言われることが多いです。現在でもすでにアフリカでの深刻な食糧不足や資源の枯渇が危惧されており、今後も人口は増加していく見通しが強い。ありとあらゆる問題の影には、人口の増加という根本的な現象が影響を及ぼしているのかもしれません。
さらに、この人口の増加という現象は過激な思想と結びつくと悲惨な結果を生む可能性も秘めています。ペストで一時人口が激減したことに示されるように、感染症などによって人口は「減少」することがあります。人口爆発という世界的な危機を憂慮し、人類のために「人口調節」が必要だとしてなんらかのテロ行為を行う組織が出てくる可能性もないとは言えません。
現状では、途上国での避妊教育といった望まない人口増加を抑制する政策が取られています。日本では少子高齢化が叫ばれていますが、世界では人口爆発が叫ばれている。解決が困難なために目を背けられがちですが、解決策云々は別として、人口爆発という問題が生じていることは深刻に受け止めるべきではないでしょうか?


             
みなさんどうでしたでしょうか。国際、国内問題についてわかりやすく説明されており、新しく興味を持った人も少なくないでしょう。もっと詳しく聞きたい!という人はこの機会に研究統括と深い話をしてみては??

次回の投稿もお楽しみに(^_-)-

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